15年ぶり、固有種の大輪 「篠山紅蓮」が開花 国史跡の城の堀で 05年に消滅以来

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南堀で開花した「篠山紅蓮」=兵庫県丹波篠山市北新町で

兵庫県丹波篠山市北新町の国史跡・篠山城跡の南堀で消滅していたハス、通称・篠山紅蓮(ささやまこうれん)が2日、約15年ぶりに開花した。同市や関係者らが数年前から復活事業に取り組んでおり、ついに朗報がもたらされた。

「篠山紅蓮」は、園芸品種と比べて白っぽく、数は少ないものの大ぶりの花弁が特徴。

南堀にはかつてハスが一面に咲いており、夏の風物詩として住民や観光客から親しまれていた。

しかし、2005年ごろに突如として消滅。その後、市は専門家からアドバイスを受けながら、外来種のミシシッピアカミミガメによる食害を防ぐために駆除に乗り出し、これまでに約1000匹を捕獲。並行して地元の小学校の児童らと一緒にレンコンの移植をするなど、さまざまな復活事業に取り組んできたが、開花には至らなかった。

今年4月、「京都花蓮研究会」のメンバーが南堀の固有種「篠山紅蓮」を栽培していることが分かり、市がレンコンを譲り受けて児童たちとともに移植。7月には昨年植えたとみられる園芸品種が開花しており、固有種の復活にも期待が集まっていた。

市農都環境課は、「ついに咲いてくれた。今後も本格的な復活へ取り組みを進めたい」と喜んでいた。

ほかにも10個以上のつぼみが確認されており、今月15、16日に篠山城跡三の丸広場で開かれる民謡の祭典「丹波篠山デカンショ祭」の時にも美しい姿を楽しめそう。

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