農家民宿でジビエいかが? 地域おこし協力隊が開業 築90年の古民家で「豊かさ伝えたい」


農家民宿「うめたんFUJI」をオープンした地域おこし協力隊の梅谷さん=兵庫県丹波篠山市大藤で

 兵庫県丹波篠山市地域おこし協力隊の梅谷美知子さん(35)が、同市大芋地区の大藤で農家民宿「うめたんFUJI」をオープンした。築90年という古民家を一部改装。5人まで宿泊できる部屋(8畳1室)があり、丹波篠山の自然の中でゆっくりとした時間が過ごせるほか、宿泊のない日には、猪や鹿などのジビエバーベキューや鍋料理、丹波篠山産のクラフトビールや日本酒などを楽しむ店としても利用できる(要予約)。

 同協力隊の活動として国内や海外から丹波篠山市を訪れた観光客を案内するモニターツアーを実施し、2年間で約20組を受け入れた。その経験をもとに、宿泊も可能な拠点を設け、活動をさらに広げたいと開業準備を進め、「落ち着いたロケーションや近隣の民家との距離感が理想的」という物件に巡り合った。

 国内はもちろん、海外にも目を向けてSNSなどでPRしていく。季節に応じた農作物の収穫体験や、篠山城下町めぐり、丹波焼路地歩きツアーなどを企画。希望に応じて、地域の祭りや伝統行事、郷土料理、これまでに知り合った市内で活躍中の生産者、芸術家、ショップオーナー、地域の人たちと旅行者をつなげていくという。現在、旅行業の資格取得に向けて勉強中で、さらに事業を発展させる。

 梅谷さんは、「日本の原風景と言える農村の暮らしの豊かさを伝えたい。さらにはお金がないなかでも事業がおこせたという農村ビジネスのモデルとなり、特に若い人たちに希望やメッセージが発信できれば」と話していた。

 1日1組限定。1泊(素泊まり)大人3500円、子ども1000円。丹波篠山ジビエバーベキューセット2800円から。