不審者対応「2メートルの間合いを」 市職員が護身術訓練 刺股は「ひざ裏を押す」


丹波署員(左)から刺股の使い方を教わる同市職員たち=兵庫県丹波市春日町黒井で

 不審者への対処を学ぼうと、兵庫県丹波市でこのほど、同市の不当要求防止責任者と窓口対応業務担当の職員ら約50人が、護身術や刺股(さすまた)を使った不審者対応訓練などに取り組んだ。

 丹波署生活安全課の小林龍夫警部補(54)ら2人の署員が、6年前に同県宝塚市役所で発生した放火・殺人未遂事件を例に挙げ、「不審者や危険人物と向き合ったとき、最も大事なことは2メートルの間合い、安全な距離を保つこと」などと説明した。

 また、胸ぐらをつかまれたときの対処法として、「右手でつかまれたら、左手で不審者の小指が上を向く位置までひねり、右手を添えて自分の腹側に巻き込むようにひねる」などと護身術を伝えると、職員らはペアになって教わった技を掛け合った。

 刺股の使い方では、「なるべく長く持ち、縦に構える」「複数で対処する」「後方からひざ裏を押す」「水平に押さず、下から上に突き上げるようにして使う」などと指導した。

 訓練を終えた丹波市企画総務部の田口頼希係長は、「今日の学びを、参加できなかった職員と共有するため、職場の朝礼などで周知していきたい」と話していた。