農家民宿経営者が集結 先進地の島根から研修 「地場もの」味わい良さ確認


歓談する農家民宿経営者たち=兵庫県丹波市氷上町新郷で

 交流人口を増やそうと、漁業や農業など体験型ツーリズムを提供している島根県の旅館、農家民宿、民泊らの経営者一行がこのほど、兵庫県丹波市内を研修旅行に訪れた。地場の食材を味わい、市内の農家民宿経営者と交流し、農家民宿の良さを確認し合った。

 しまね田舎ツーリズム推進協議会に加盟している松江、浜田、太田、邑南町ら県全域から11人が参加した。

 丹波市氷上町の「農家民宿おかだ」(岡田かよこさん経営、2004年開業)の紹介で、近くの農家のもとで黒枝豆を収穫した後、交流会。岡田さん宅で採れた野菜を中心にした料理を味わいながら酌み交わした。

 参加者は、岡田さん宅と、今年オープンした農家民宿「はるり」(同市青垣町)に分かれて宿泊。2日目は、「農家体感施設〇(まる)」がある婦木農場(春日町野村)も視察した。

 島根県出雲市で開業2年目の糸賀裕子さんは、畑中心の民泊の勉強に来たと言い、「岡田さんはベテランで、料理も含め全てが参考になった」と言い、漁業体験の民宿を営む稲元正敏さん(浜田市)は「黒大豆の枝豆は初めて。大粒でおいしい」と絶賛していた。

 岡田さんは、「丹波市に農家民宿が増え、宿泊を伴うイベントに対応できるようになりたい。同業者の横のつながりも作っていけたら」と言い、「はるり」の蘆田真博さんは「アイデアを出し、他との違いを出していく必要があると分かった」と話していた。

 昨年、一般住宅に有料で客を宿泊させる住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行されたが、島根県は県独自ルールを設け、10年以上前から個人宅に宿泊客を泊めることを推奨していた。同協議会加盟分だけで年間1万3000人(日帰り含む)の利用があるという。