クリスマスや年の瀬が近づき、まばゆい光でまちを彩るイルミネーション。農村部の兵庫県丹波市では、「村人」たちが地域性を生かした電飾をこしらえ、幻想的な光に包まれている。
氷上町横田の「よこたん公園」では、2体のサンタクロースが中央のポールを登るかわいらしい姿で登場。きらびやかな電飾が周囲を彩り、クリスマスムードを盛り上げている。
山南町和田の「薬草薬樹公園」には、黄金のように輝くツリーが来場者をお出迎え。周囲には光の回廊が設けられ、幻想的な雰囲気を演出している。
青垣町小稗では、あたたかな印象の太陽と、悠々と泳ぐクジラが電飾で表現されている。海原を表す青い光も美しい光を放っている。
来年、宇宙から帰還する予定の「はやぶさ2」をイルミネーションにした市島町上垣では、高さ5メートル以上ある掲揚柱を活用して飾りつけ。美しくも迫力ある飾り付けが、見る人の目を楽しませている。
夏の農道にユニークな案山子を展示する「案山子まつり」を毎年開催する同町の鴨庄地区では、今年の人気者「チコちゃん」とメジャーリーガーの大谷翔平選手の案山子が電飾とコラボ。初日の出や山の稜線を表現したイルミネーションが、地域にあたたかな光を落としている。