「皇帝ダリア」誇らしく 台風も何のその 頂に薄紫色の大輪

2019.12.01
ニュース丹波市地域地域

荻野さんの庭で咲き誇る皇帝ダリア=兵庫県丹波市山南町池谷で

兵庫県丹波市山南町の荻野憲俊さん(89)宅の皇帝ダリア(キク科)が見ごろを迎えている。庭には、100株ほど植わっており、3―4メートルになる茎を空に向けてすっくと伸ばし、その頂に薄紫色の大輪を咲かせている。「今年は台風で多くが倒れてしまい背が伸びなかったが、きれいに咲いてくれた。でも霜が降りたらそれまで」と話している。

10年ほど前から育て始め、薄紫色と遅咲きの白色の2種類を植えている。例年なら茎は5メートルを超えるが、今年は9月上旬に上陸した台風15号によって茎がことごとく倒された。倒れた茎を一本一本丁寧に引き起こし、再度倒れないよう支柱をつくって結わえた。

荻野さんは40年ほど前から自宅の庭に、他ではあまり見られない花を中心に植栽を始めた。今では一年を通じて約350種の花が咲き誇り、一般公開している。

荻野さんは「多くの人に見に来ていただければ幸い。生きがいとして草花の世話をしているが、地域活性化の一助になれば」と話している。

関連記事