兵庫県丹波市青垣町のデイサービスりんどうで、「新春もちつき大会」が開かれた。「昔取ったきねづか」のことわざ通り、94歳を最年長に80代後半から90代の利用者がきねを振るい、手際良くもちを丸めて会食した。
電動のもちつき機で小突きまで済ませてから石臼へ。きねが振り下ろされるたびに手拍子をし、「1回、2回」と数え、仲間を励ましながら、全員がついた。
できたもちは団子サイズにちぎり、地元の特産・丹波大納言小豆のあんを付けたり、大根おろしをかけるなど、4種類を食べ比べた。
91歳の女性は「きねが重たくて無理かなと思ったけれど、きねを持ってもちがつけた」と笑顔。畑田孝人管理者(59)は「上手にあしらいをされる方もあり、昔の経験が物を言いますね」と話していた。