「はじめてのお墓づくり」完成 手引き書で「一から十まで安心」 構想3年、業界でも珍しく

2020.02.05
ニュース丹波市地域地域

冊子「はじめてのお墓づくり」を手にする森田社長=2020年1月22日午前10時10分、兵庫県丹波市山南町谷川で

兵庫県丹波市の森田石材店(森田茂樹社長)が、墓をつくる際の手引き書となる冊子「はじめてのお墓づくり」を作成した。墓石の全国平均購入額のデータから始まり、石の種類とその特徴、文字彫り、建てる時期、墓石カタログ、完成後に行う開眼式や供養、掃除の仕方などを紹介。写真を交えて分かりやすく解説しており、安心して墓づくりに臨める一冊に仕上げている。

A4判フルカラー63ページ。墓石カタログでは、基本の形となる和風、洋風の33種類を掲載。それぞれのセールスポイントや、基本文字彫刻費を含む価格などを明示している。また、「ろうそくや線香が立てにくい」「墓地の雑草対策」など、顧客からよくある相談ごとの解決策も紹介している。

森田社長は、「『墓石のカタログはないの』と尋ねられることが多かった。しかし、お墓は一様でないので、電化製品のように分かりやすいものを作ることができなかった」と言い、「構想から3年。お墓づくりの一から十までを掲載した冊子は、業界でも珍しいのでは。お墓づくりを通して家族で先祖のことを話し合うきっかけにもしてほしい」と話している。

冊子は無料で進呈する。希望者は同店(0120・4・14830)へ。

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