国歌や校歌CDで対応も 休校前の高校で卒業式 コロナ拡大受け、大半がマスク着用

2020.02.28
ニュース丹波市地域

大半がマスクを着けて出席した卒業式=2020年2月28日午前10時55分、兵庫県丹波篠山市大熊で

巣立ちの時期を迎え、兵庫県丹波篠山市にある県立篠山鳳鳴高校で28日、卒業式が開かれた。新型コロナウイルスの拡大により、27日に安倍首相が休校を要請したことを受け、兵庫県は3月3日からの公立高校の休校を決定。休校前ぎりぎりでの式となり、在校生は参加させず、大半の参加者がマスクを着けるなど、細心の注意のもとに挙行された。

卒業生もマスク姿

式には卒業生159人と保護者、来賓らが参加。例年は在校生も出席していたが、コロナ拡大を受けて不参加とした。

同県丹波市の県立柏原高校でも28日に卒業式が行われ、全生徒をはじめ保護者、来賓が出席したが、来賓祝辞を取りやめるなど時間を短縮。さらに、飛沫感染の恐れがあるため、国歌、式歌「蛍の光」、校歌の斉唱は取り止め、国歌、校歌はCDで流した。

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