下駄箱がポスト代わり 休校中の課題配布 登校日急きょ取りやめで工夫

2020.04.16
ニュース丹波篠山市地域

保護者に連れられ、ポスト代わりの下駄箱に臨時休校中の課題を取りに来た児童=2020年4月16日午前9時12分、兵庫県丹波市氷上町絹山で

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、16日に予定していた登校日の実施が急きょ取り止めになった兵庫県丹波市の小学校で、教師たちが工夫しながら、臨時休校中の課題を児童に渡している。

同市立北小学校は、学校の下駄箱をポスト代わりに使用。同日朝から三々五々、保護者や児童が回収に訪れている。臨時休校前に出された課題を下駄箱に提出し、プリントや画用紙など、新しい課題を持ち帰った。

同校は、休校中の課題に「春の草花の絵を描く」を出題。担任教師が、児童の水彩絵の具や色鉛筆を教室から下駄箱まで運んだ。

「いっぱい宿題をもらって良かったね」と、子どもを冷やかす母親も。入学して間がない1年生は、きょうだいや保護者に下駄箱の位置を見つけてもらっていた。

他校でも、郵便配達員のように教師が家々を訪ねてポストに投函したり、少人数ずつ地区公民館に児童を集め、説明をしながら課題を渡す計画を進めている学校もある。

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