妖怪「アマビエ」世界救う? コロナ終息願い姿描く イラスト公開が流行

2020.04.19
ニュース丹波篠山市地域

西田土木が設置したアマビエの看板=2020年4月16日午後5時、兵庫県丹波市氷上町稲継で

新型コロナウイルスの感染拡大を止めようと、インターネット上で話題の妖怪「アマビエ」を描いた看板が、兵庫県丹波市の会社「西田土木」前にお目見えした。同ウイルス流行の早期終息を願って同社が業者に依頼し、描いてもらった。

 アマビエは、上半身は鳥のような、人のような外観、胴から下は魚の妖怪。うろこがあり、3本足。光輝く姿で海中から現れ、豊作や疫病の流行を予言すると伝わっている。アマビエが言ったとされる、「私の姿を描き、人々に見せよ」が転じ、「疫病が鎮まるのを祈る」ためにアマビエのイラストを描き、公開することが流行している。厚生労働省も、アマビエを使った啓発物資を作っている。

「肥後国海中の怪(アマビエの図)」(京都大学附属図書館所蔵)

1846年(弘化3)、肥後に現れたアマビエを描いた瓦版が京都大学附属図書館にあり、同図書館が3月にインターネット上で画像を紹介して、話題が沸騰した。

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