「復興アジサイ」あでやかに 豪雨被災の農地で栽培 2品種が見ごろ迎える

2020.06.25
ニュース丹波の豪雨災害丹波市地域地域自然

美しく咲いた「ゆめアジサイ」=2020年6月22日午後4時17分、兵庫県丹波市市島町徳尾で

兵庫県丹波市で6年前に発生した豪雨災害で、被災した農地で栽培されているアジサイが見頃を迎えている。青やピンク色の「ゆめアジサイ」、白色の「アナベル」が7月中ごろまで楽しめそう。

同市の復興まちづくり事業の一つ。被災農地で地域住民にアジサイ栽培に取り組んでもらい、開花後、同市のプリザーブドフラワー加工製造会社「大地農園」が花を購入することで、景観づくりと経済的な支援に取り組む。

同市市島町の余田明美さん(63)のほ場では、約20アールに2品種が美しく咲き誇っている。余田さんによると、ゆめアジサイは昨年、モグラの被害に遭い、株が生育不良に。新しく植え替えた株が順調に育っているという。

余田さんは「『きれいだね』と言ってくれる人もいる。美しく育ってくれてうれしいですね」と話している。

関連記事