まるで”エイリアン” 水田に「カブトエビ」生息 除草得意な生きた化石

2020.06.28
地域

藤村さんが管理する水田で見られるカブトエビ=2020年6月21日午後3時59分、兵庫県丹波市春日町池尾で

兵庫県丹波市春日町の水田に「カブトエビ」が生息している。苗の間をせわしなく動き回る様子に、田を管理する藤村省吾さん(47)は、「別名、除草虫とも言われる。水田の雑草の芽を食べたり、こうしてシャカシャカと動き回ったりすることで雑草の生育を抑えてくれているんです」とにっこり。無農薬、無施肥の自然農法を実践しており、この水田ではコオイムシやホウネンエビ、数種のカエルなども見られる。「ここにはいろんな生きものがすんでいて、私の自然農法を応援してくれているように感じます」とほほ笑む。

上から見たカブトエビ

全長3・5センチほど。いわゆる「生きている化石」で、2億年ほど前から、ほとんど姿を変えていないとされる。

 計3ヘクタールほどの田んぼを預かり、米作りをしている藤村さん。「この田んぼでは6年前から米作りをしているが、当時からいました。7月中は姿が見られるかな」と話す。
 近所の女性(70)は、「オタマジャクシみたい。でもひっくり返すと、脚やえらみたいなのがたくさんあって、まるでエイリアン」と笑い、「小さい頃はよく田んぼを手伝ったけれど、こんな生きものはいなかった。小さくてはかない命。大事にしてやらんとね」としげしげと眺めていた。

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