これぞ「水玉模様」 梅雨空の下、無数に美しく 復活したハスの葉の表面で

2020.06.18
地域自然

ハスの葉の表面にできた無数の水玉=2020年6月18日午後零時42分、兵庫県丹波篠山市北新町で

活発な梅雨前線が列島を覆った18日、兵庫県丹波篠山市にある国史跡・篠山城跡南堀のハスの群生地では、葉の表面に落ちた雨粒が大小さまざまな「水玉」を作り出している光景が見られた。

 ハスの葉は表面を覆う極小の突起があることなどから撥水性が非常に強く、葉に落ちた水滴は丸い状態になる。ハスの英名・ロータスから、撥水効果は「ロータス効果」とも呼ばれるという。
 外来種のミシシッピアカミミガメによる食害などが要因で、同城跡南堀を覆っていたハスは消滅していたが、近年、市などが外来カメを駆除したことによって最盛期の1割近くまで復活している。
 美しい水玉模様も、ハスの復活に伴って見ることができるようになった。少しずつ開花も始まっており、大輪と水玉の競演も近く見られそう。

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