古刹にアジサイ鮮やかに 50種600株が見ごろ 住職と檀家で世話続け

2020.06.29
地域

眼前に広がるアジサイ=2020年6月25日午後3時15分、兵庫県丹波篠山市味間南で

兵庫県丹波篠山市味間南の古刹・文保寺で約600株のアジサイが見頃を迎えている。同寺塔頭の大勝院の廣田実光住職が檀家と共に6年かけて山の斜面に植えたもので、青系の鮮やかな花が眼前に広がっている。見頃は7月中旬まで。

 倒木被害を防ごうと杉林が伐採された斜面に獣害防止柵が設置されたことを機に、まずは約30株を植えることから始めた。株を購入したり、挿し木で増やしたりして徐々に株数を増やし、今年は約30メートル離れた本堂下にも面積を広げた。
 きれいなアジサイが見られるようにと、廣田住職が檀家と共に草刈りや花殻摘みなどの世話を行っており、年々見学者が増えているという。現在約50種類が植わっており、新種も積極的に加えている。
 廣田住職は「さまざまな品種があるので好みのものを見つけてみては」と話している。

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