名もなき「幻の滝」 大雨後に現れる落差150メートル 滝が連なる「連瀑帯」

2020.07.22
ニュース丹波市地域地域

雨上がりに現れた「幻の滝」。連瀑帯で、合わせると高低差は150メートルほどになるのではという(方山さん撮影)=2020年7月14日午前10時30分、兵庫県丹波市氷上町新郷で

兵庫県丹波市氷上町新郷の弘浪山(520メートル)の岩場に、大雨の後にだけ現れる「幻の滝」を、同県山岳連盟理事の方山文生さん(62)がこのほど、ドローンで空撮した。地元では知られているが、名前は付いていない。方山さんは「落差はおそらく丹波地域最大。空撮すると、丹波市とは思えないような威容がよく分かった」と話している。

続く雨が止んだ折を見計らって撮影に臨んだ。方山さんによると、滝が連なる連瀑帯で、「木々に隠れて見えない部分があるが、落差は150メートルくらいあるのでは」という。

以前からこの滝に注目していた方山さんは「山の緑に囲まれた岩場に、白い糸のようにさーっと水が流れている姿は、きれいで目を引く。見たことがある人も多いのでは」と話していた。

関連記事