愛らしくも「ど根性」こんもりと 地面の割れ目から「ホウキ草」 近所の話題に

2020.07.06
ニュース丹波市地域地域

コンクリートの割れ目から育ったコキアを愛でる中尾さん=2020年7月1日午後4時21分、兵庫県丹波市氷上町成松で

兵庫県丹波市氷上町の中尾讀香さん(78)宅の軒下のコンクリートの割れ目から、コキア(ホウキ草)が生え、可愛らしいと近所で話題になっている。丸くてこんもりした形をした株が4つ。中尾さんは、「よくこんな隙間から出てきてくれたね。ど根性ホウキ草やね」と愛でている。

秋田県から届いた種でコキアを育てていた近所の人に苗をもらい、昨年育てた鉢植えからこぼれた種が、うまい具合に割れ目に入り、根付いたとみられる。

春先に、雑草とは違う芽が出ているのに気付き、時折、水をやりつつ観察を続けていたところ、コキアだった。大きいものは高さも直径も40センチほどに育っている。鮮やかな黄緑色の葉が、秋には赤に紅葉する。

中尾さんは「通りがかる人に、きれいやねと言ってもらえてうれしい。去年、12月まで鉢を置いたままにしておいたのが良かったのかな」と、再びコキアと出合ったことを喜んでいた。

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