ごみ袋を多言語化 「外国の人にも住みよく」 5カ国語で注意文表記

2020.07.23
地域

多言語化されたごみ袋と分別カレンダーを手にする市職員(左は職員ふんするごみ博士)=2020年7月9日午前10時53分、兵庫県丹波篠山市北新町で

兵庫県丹波篠山市は、市内で暮らす外国人のためにと、多言語表記の指定ごみ袋と分別カレンダーを作成した。現在使用しているごみ袋の在庫がなくなり次第、9月ごろから徐々に多言語表記のものに切り替わる。

5カ国語(英語、中国語、ポルトガル語、ベトナム語、タガログ語)を表記。収集当日の午前8時半までに出すことなど、ごみ袋表面に書かれた日本語の注意文などを裏面に列記する。

カレンダーはNPO法人・篠山国際理解センターを通じて在住外国人に配布するほか、転入時や希望する人に市役所の窓口で渡す。

今年5月末時点で、市内に863人の外国人が居住しており、全人口の約2%。昨夏、市の女性委員会が、ごみ袋の多言語化を市に提案していた。

市市民衛生課は、「ごみの分別や暮らしのルールは、外国の人にとっては慣れるまでが大変。多言語化することで、少しでも外国の人にとっても住みよいまちになれば」と話している。

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