喫茶店でプロレス肉弾戦 「五十肩やのにやめて!」 笑いと迫力の攻防

2020.08.18
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迫力あり、笑いありの攻防があったイベント=2020年8月9日午後4時6分、兵庫県丹波市春日町野村で

喫茶店でプロレス―。兵庫県丹波市春日町の喫茶店「みんなのいえ」(鎌谷真智子代表)でこのほど、社会人プロレスのイベントが行われた。店内のテーブルを片付けてマットを敷き、レスラーが激しい肉弾戦を披露。迫力あり、笑いありの攻防に、15人ほどの観客は興奮していた。

プロレス観戦歴50年以上で地元の朝吉高さん(59)=が、親交のある社会人レスラーと企画した。朝さんは過去4回、丹波市内で社会人プロレスのイベントを主催。同店を訪れた際、店内を見渡し「プロレスができそうな広さやな」と思い、鎌谷代表に持ち掛けたところ、快諾を得た。

9人のレスラーが計4試合を実施。スーツ姿で登場したレスラー「グレートサラリーマン」は、相手選手が執拗に肩を攻撃すると「五十肩やのに」などと絶叫し、笑いを取った。別の試合では、脚立を利用して空中技を繰り出す選手もおり、観客を魅了した。

鎌谷代表(56)は「まさか自分の店でプロレスイベントをする日が来るとは。レスラーの熱意が伝わって楽しかった」と笑顔。朝さんは「大阪や神戸では、居酒屋で社会人プロレスのイベントをしているのを見たことがある。プロレスを見て、楽しい一日になったらうれしい」と語った。

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