地方病院でもワクチン接種開始 「インフルより痛くない」 職員90%が1回目

2021.04.11
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新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける片山病院長=2020年4月5日午後2時1分、兵庫県丹波篠山市黒岡で

新型コロナウイルスのワクチンの医療従事者への優先接種が、兵庫県丹波篠山市の兵庫医科大学ささやま医療センターでも始まった。9日までに、同センター職員と委託業者の約90%(435人)が1回目の接種を完了。3週間程度の間隔を開けて2回目の接種を行う。

同センターの正面玄関ホールに特設の接種会場を設置。医師の問診を受けた後、左腕に筋肉注射でワクチンを投与し、問診結果によって会場内で15分間と30分間に分かれて体調に変化がないか経過を観察した。

職員のトップを切って接種した片山覚病院長(66)は、「針を刺す痛みは、インフルエンザワクチンと比べると全然痛くない」と感想。「ワクチンで全てが解決するわけではないが、やっと一歩前進。重症化する患者が減ってくれればいい。副反応が出ることはあるが、対処は分かっている。過剰な心配は要りません」と話していた。

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