多紀連山を縦走 5月5日に初の大会 参加者募る

2021.04.07
地域

第1回多紀連山縦走大会」への参加を呼びかける多紀連山アルペン協議会の恒田副会長、石田会長、村雲登山部の加古代表、市観光交流課職員の小林真弓さん(左から)=2021年4月2日午前10時26分、兵庫県丹波篠山市上筱見で

兵庫県丹波篠山市で「第1回多紀連山縦走大会」が、5月5日に開かれる。参加者は、多紀連山東側の筱見四十八滝付近にある登山口(同市上筱見)を出発し、西側の「倶利伽羅不動の滝」(同市栗柄)まで全長約13キロの完歩に挑戦する「全山縦走」と、大たわ広場(同市火打岩)までの約7キロを歩く「ハーフ」の2コースから選べる。申し込みは26日まで。先着25人。参加無料。

多紀連山アルペン協議会(石田優会長)の主催。村雲登山部(加古勝己代表)が協力する。同大会は、登山シーズンの到来を祝う恒例行事「多紀連山山開き」が昨年、60回目を迎えたことを記念して開く。昨年に初開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止していた。

参加者は午前6時に栗柄ふれあいセンターに集合。スタート地点の筱見四十八滝へバスで移動する。一行は、峠山、小金ケ嶽、御嶽、西ケ嶽といった標高600―800メートルの連峰の稜線を歩き、ゴールを目指す。
参加資格は15歳以上(中学生は除く)で、山登りの経験があり、体力に自信があること。道中、岩場や足元の不安定な難所がある。

各コースでゴールするまでの制限時間を設けている。「全山縦走」は10時間(午前7時―午後5時)。「ハーフ」は7時間(同―午後2時)。

同協議会の恒田正美副会長(61)=栗柄=は「かつて修験道として栄えた山に思いをはせながら歩いてもらえれば」と話し、加古代表(55)=上筱見=は「スピードを競う大会ではないので、山の中でリフレッシュしてもらい、達成感を味わってほしい」と参加を呼びかけている。

申し込みは「村雲登山部」ホームページ内の専用フォームから。天候や新型コロナウイルスの感染拡大状況によって中止する場合もある。参加定員は、バス移動の際に密になることを防ぐため、昨年予定していた人数の半分にした。

同日には「第61回多紀連山山開き」も開催される。参加無料。火打岩の多紀連山登山者用駐車場、栗柄健康広場のいずれかから、標高793メートルの御嶽山頂を目指す。

問い合わせは事務局の市観光交流課(079・552・6907)。

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