食べる+SNS=特産品進呈 ご当地グルメの推進で こだわり詰まった「丼」

2021.06.26
地域観光

まるごと丼のSNSキャンペーンなどをPRするパンフレットを手に参加を呼びかける岩本委員長(右)ら=兵庫県丹波篠山市北新町で

兵庫県丹波篠山市の新しいご当地グルメとして「篠山まるごと丼」の普及を図っている「丹波篠山ご当地グルメ推進委員会」は、新たな取り組みとして、市内で丼を食べた情報をインターネット上のSNSで発信してもらった人に特産品をプレゼントする企画を始めた。発信者だけでなく、SNSを通じて多くの人が丹波篠山のことを知ることで、二重の効果を狙う。応募期間は来年1月31日まで。

年中食べられる名物にと誕生したまるごと丼には、丹波篠山産のコシヒカリや特産肉、山の芋、または旬の野菜を使うという「こだわりの三ヶ条」がある。現在、市内11店舗がそれぞれのこだわりを持たせた丼を提供し、好評を博している。

キャンペーンでは、丼を食べた人がSNS上に「♯篠山まるごと丼」「♯丹波篠山ご当地グルメ」をつけて投稿。スクリーンショット(投稿した状態の画面を保存)した画像を添付し、名前、住所、電話番号、感想を付けて事務局の市観光交流課にメールすることで応募を受け付けたことになる。

またPRパンフレットには提供店舗で押すスタンプラリーのコーナーもあり、3つのスタンプを集めて応募することで、同じく特産品が当たる企画も盛り込んでいる。

同委員会の岩本和也委員長は、「観光に来てくれた人が『大使』になって発信してもらうことで、多くの人が丹波篠山に足を運んでもらえたら」と話している。

当選は10人程度。応募期間終了後に抽選して贈る。パンフレットは提供店舗のほか、市役所など公共施設に置いている。

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