コロナ禍の移住に役立てて 空き家相談所が新サービス 「Zoom」で遠方から現状把握も

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手前の「ビフォー」と、奥の「アフター」の和室を手で示す「丹波の空き家相談所」の西垣代表=2021年7月21日午前11時5分、兵庫県丹波篠山市追入で

空き家に関する売却や賃貸、解体などの悩みを解決する一般社団法人「丹波の空き家相談所」(兵庫県丹波篠山市、西垣雄一代表理事)が、同県の丹波地域に空き家を保有したまま遠方で生活している家族や、田舎暮らしの物件を探している移住希望者らに向け、「リアルタイム映像サービス」を始めた。また、同法人が事務所として使用している木造2階建ての元空き家を「ビフォーアフター モデルルーム」として無料で公開している。

「リアルタイム―」にはウェブ会議アプリ「Zoom」を使用。希望者が見たい個所を西垣代表がスマートフォンで撮影し、空き家の現状をより詳しく把握してもらう。事前に要望すれば、撮影映像を見ながら大工ら専門家から修繕個所などのアドバイスが受けられる。1回5000円(税込み)で時間制限なし。

宅地建物取引士の西垣代表理事(47)によると、移住希望者の中には「家の内装だけでなく、周囲の風景や、近所に家がないかを気にされる方が多い」と言い、「コロナ禍で都市部から地方へ足を運ぶことが難しくなっている中、より踏み込んだ絞り込みに役立ててもらえれば」と話す。

「ビフォーアフター―」は、白アリの被害を受けている和室を、改修せずに「ビフォー」として残す一方で、隣の和室は床板を張り替え、表面を加工するなど改修し、「アフター」の姿を見せている。改修後の姿をよりイメージしてもらいやすくするのが狙い。予約制。

同法人はこれまで、個人事業で空き家対策の相談を受け付けてきたが、行政との連携を視野に入れ、先月に法人化した。より幅広い相談内容に対応できるよう「宅地建物取引業免許」を申請中。事務所も丹波市から移した。

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