丹波市教育委員会文化財課学芸員 西岡真理さん(丹波市柏原町北中、大阪市出身)

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インディ・ジョーンズに憧れて

丹波市教育委員会文化財課の学芸員。「まだ見ぬ遺跡との出合いを求め、地面を掘り返す毎日、なんてことを夢見ていましたが、実際の業務は、予算調整や伝票処理など、ほぼ事務仕事です」と苦笑いする。機会は少ないものの、学芸員としての手腕を発揮できる仕事が舞い込むこともあり、今年1月には、氷上町下新庄でのほ場整備の事前調査で、古代の役所跡を発見。多数の須恵器などを掘り起こし、当時の時代背景を探った。休日も考古学仲間と各地の資料館や遺跡、廃寺などを訪ねるなど、歴史への探究心が落ち着くことはない。「丹波は古くから交通の要所として栄え、山城も多い地域。まだまだ貴重な歴史が眠っていそうな気がします」
子どもの頃、考古学好きの父に連れられ、博物館や城などに足を運んだ。最初こそ「無理やり」という感じだったが、いつしか考古学者を主人公とした映画「インディ・ジョーンズ」や漫画「MASTERキートン」にはまるなど、「すっかり父親の思惑通りに育った」。考古学者に憧れ、天理大学歴史文化学科に進学した。卒業後は土器などの遺物整理などを行う民間会社でアルバイト。続いて大阪府文化財センターで山城調査に携わった。丹波市に来るまでは、三重・松坂市文化財センターで嘱託職員として勤務した。
いながらにして地域の遺跡巡りができるようにと、現在、ドローンで撮影したデータをもとに、遺跡の3D画像化を進めている。すでに黒井城跡、岩尾城跡、三ツ塚廃寺跡が完成している。「皆さんに地域の歴史に興味を持ってもらえる仕掛けづくりをしていきたい」。33歳。

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