生理用品を無償提供 カード提示かポスター指さしで 災害用備蓄品を活用

この記事は約2分で読めます。

生理用品を無償で配布するプロジェクトをPRする職員ら=兵庫県丹波篠山市北新町で

兵庫県丹波篠山市は21日から、新型コロナウイルスの感染拡大の影響などによる経済的な理由で生理用品が買えなかったり、十分な量を入手できなかったりする女性に、無償で生理用品を配布する事業をスタートした。市立丹南健康福祉センター内にある健康課の窓口で、公共施設のトイレに置いたカードを提示するか、事業をPRするポスターを指さすだけで提供する。市は、「いわゆる『生理の貧困』は女性特有の問題で、言いづらさもあって表に出てこないが、困っている方はいるはず」とし、「健康課は女性が多く、お名前や事情を聞くこともないので、利用してもらいたい」と呼び掛けている。12月28日まで。

1人につき24個入りの生理用品1袋を配布。中が見えにくい袋に入れて提供する。市役所や市民センター、中央図書館など、市内13施設のトイレ24カ所に事業を紹介する名刺大のカードを置いておく。

「つばめプロジェクト」と銘打った事業。市の鳥で、幸せを運ぶというイメージがある「ツバメ」にちなんで名付けた。

「生理の貧困」は、経済的な理由などから生理用品を購入することが困難だったり、家族の無理解などから入手できなかったりする状態にあることを指す言葉。市は、議会からの提案などを受けて庁内で協議し、災害用備蓄品として保管しているものを活用することにした。

同課は、「この取り組みが、女性だけでなく、男性も含めた正しい理解と、全ての人に優しい社会の実現になれば」と期待。「手渡す際に、悩みがあれば伝えてほしい。状況を把握し、専門職につなげて支援を行うきっかけにしたい」と話している。

タイトルとURLをコピーしました