大きい”秋” 高級「丹波栗」集荷始まる 大粒は贈答用で全国へ

2021.09.09
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丹波栗を台にのせ、割れや虫食いなどを点検するスタッフたち=兵庫県丹波市柏原町柏原で

兵庫県丹波市の特産で、高級ブランドとして名高い「丹波栗」が収穫期を迎えている。JA丹波ひかみの集荷初日には、約500キロが集まり、特産センターで選果・選別などの作業が行われた。

特産センターに集まってきた大粒の丹波栗

生産者が各営農センターに午前中に出荷したものが特産センターに集められ、仕分けされている。ベテランスタッフが割れているものや虫食いなどを取り除き、選果機にかけて「S」から「3L」までの5段階に分けた後、温湯消毒、仕上げの磨きを経て、出荷される。

大粒の2Lサイズを中心に贈答品として全国に発送するほか、小さいものは加工用として販売し、和洋菓子の材料になる。

荻野啓之センター長は「丹波栗は人気で、都市部からの引き合いも多い。去年は数が多いものの小粒だったが、今年はそうでもなさそう。初日としては異例の量が集まった。期待している」と話していた。

今は早生品種の「丹沢」で、代表品種の「銀寄」「筑波」は20日ごろから始まる。

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