10年に一度? サトイモが開花 近隣でも「当たり年」か

2021.09.07
地域自然

10年に一度ともいわれるサトイモの花=2021年9月7日午後3時47分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内の畑でサトイモが黄色い花を咲かせている。お馴染みの食材だが、高温多湿の東南アジア原産で、国内で花をつけるのは珍しい。栽培している男性(74)は、「10年に一度とか。びっくりした」と目を丸くしている。

「赤芽大吉」という品種で、4株から計15個、長さ20センチほどの縦長の花をつけている。近隣のお母さんたちで作るグループトークで話題になっており、メンバーが代わる代わる花を見に訪れては、「へぇ、すごいな」とため息を漏らしている。

サトイモ科特有の円錐形。どこか神秘的でもある=2021年9月7日午後3時48分、兵庫県丹波篠山市内で

「ほくほくしておいしい」と、3年前から育てている男性。「サトイモの花なんて聞いたこともなかった」と目を丸くし、「今年は雨が多かったからかなぁ。なんか良いことあったらええな」と笑顔を浮かべていた。

お隣の丹波市も含め、今年は全国各地で開花したという情報があり、「当たり年」の可能性もある。花言葉は「繁栄」「愛のきらめき」「無垢の喜び」など―。

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