歴代藩主の書画展示 織田の血筋引く柏原藩 ”殿様”の横顔伝える

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歴代藩主の書画などを展示=2021年10月12日午前9時47分、兵庫県丹波市柏原町柏原で

兵庫県丹波市柏原町の柏原藩陣屋跡で、柏原藩主ゆかりの品を並べた展示会が開かれている。藩主がかつて執政をした陣屋に歴代藩主の書画などが飾られ、歴史の風格を感じさせる。17日まで。入館無料。

柏原藩は、織田信長の実弟、織田信包(のぶかね)を初代藩主として慶長3年(1598)に始まった。しかし、信包の血筋は3代で途絶え、元禄8年(1695)、信長の二男、信雄(のぶかつ)の血を引く信休が大和国(奈良県)の宇陀郡から国替えされ、「後期柏原藩」が再興された。

展示会では、歴代藩主にまつわる品々が並ぶ。領内の佐治川に堤防を築き、新田の開発を行うなど善政を敷いたが、28歳で死去した織田信勝は、鳥を好んで描いたと言われ、「松雀図」「鶯図」などを展示。藩財政に混乱をもたらした藩主ながら書画に秀で、92歳で亡くなるまで多くの作品を残した織田信憑(のぶより)については、富士山に朝日の昇る絵や、亀を描いた絵などを展示。学問を好み、藩校を開校する一方、藩政改革を推進、「柏原藩中興の祖」とたたえられ、18歳の若さで死去した織田信敬の、威風堂々とした書が展示されている。

織田信長をまつる同町柏原の建勲神社に奉納されている鳳輦を陣屋の「書院上の間」に展示している。鳳輦は、屋形の上に金色の鳳凰を取り付けたみこしで、絢爛な造りが目を引く。信長が所要していたと伝わる兜なども展示されている。

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