ここは蝶屋敷? 旅する蝶「アサギマダラ」飛来 鬼滅にも登場、模様はまるでステンドグラス

2021.10.08
地域

長尾さん宅の畑へ飛来したアサギマダラ=2021年10月7日午前10時9分、兵庫県丹波篠山市藤坂で

”旅する蝶”として知られる「アサギマダラ」が兵庫県丹波篠山市藤坂の長尾勝美さん(73)宅の畑や庭先などに飛来している。4年前から自宅でアサギマダラが好む植物のフジバカマを育てており、「今年も来てくれて感激」と笑みを浮かべている。

アサギマダラの羽は、鮮やかな薄い青緑色で、ステンドグラスのようなまだら模様が特徴。羽を広げたときの大きさは10センチほど。秋になると日本本土から南西諸島や台湾へ”渡り”をするのが特徴で、2000キロを超える移動も確認されている。

2匹が仲良く”羽休め”をする場面も

社会現象を巻き起こし、10日に放映開始となる人気アニメ「鬼滅の刃」に登場し、蟲柱・胡蝶しのぶの「蝶屋敷」で群れ飛ぶ場面もあるアサギマダラ。長尾さんによると、実際に「鬼滅ファン」が訪れたこともあったという。毎年、はるばる市外から訪れる人も多く、「多くの人と交流できるのが嬉しい」とほほ笑んでいる。

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