コロナ症例報告で近畿最優秀 1年目の初期研修医 「タイムリー」な話題で快挙

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タイムリーな話題で最優秀賞を獲得し、笑顔の阿野さん=兵庫県丹波市氷上町石生で

兵庫県立丹波医療センターの初期研修医1年目の阿野悟士さん(24)がこのほど、「第233回内科学会近畿地方会」の初期研修を対象としたセッションの症例報告で、最優秀演題賞を受賞した。上級医が診た新型コロナウイルス感染症患者に関する症例報告をした。前身の県立柏原病院時代を含め、優秀賞は複数回あるものの、同賞は初の快挙。

「COVID―19経過中の新生が疑われた左胃動脈瘤の1例」。同ウイルスが全身の血管に炎症を起こし、炎症に耐え切れなった血管が部分的に膨らんで瘤をつくり、しまいにはそれが破裂してしまうというもの。

内科医長の新倉悠人さんが診た患者。カルテを見つつ、新倉さんから診断、治療の経過などを詳しく聞き、報告内容をまとめた。

報告をまとめた時点で、同ウイルスのせいで左胃動脈瘤ができるという報告はなかった。阿野さんは、「新たに一つの視野を手に入れられた。今回の経験を踏まえ、報告されていないから存在しないということでなく、注意深く診ていきたい」と言い、「タイムリーで注目度の高い症例を紹介して下さった新倉先生のおかげ」と感謝している。

同県朝来市出身。県地域枠で岡山大学医学部へ。県立柏原病院を見学し、勉強になったと、同センターを研修先に選んだ。「教育熱心ですごく勉強になる。医学的なことだけでなく、患者さんとの関わり方や、人としてのマナーも厳しく指導していただけるのがありがたい。しっかり勉強します」と笑顔だった。

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