マムシから児童を守れ 通学路の草刈り10年 「おっちゃん」ボランティアで

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約10年間、児童をマムシから守るために草刈りを続けている中島さん=兵庫県丹波市山南町で

兵庫県丹波市山南町の中島繁さん(75)は10年ほど前から、地域の子どもたちをマムシの毒牙から守るため、近所の小学校の通学路の草刈りをボランティアで行っている。

中島さんの自宅前には篠山川が東西に流れており、その川沿いの道が通学路になっている。草刈りは、自宅近くの谷川大橋から西へ約700メートル先にある岡本橋歩道橋までの区間で行っている。

同河川敷は、地元住民の間では「マムシ多発地帯」として知られており、夏の夕方から夜にかけては、通学路上で頻繁に目撃され、家の中に侵入してくることもあるという。2016年には、散歩中の大人が草かげに潜んでいたマムシにかまれる事例も発生している。

もうマムシが現れる心配はない時期だが、「草刈りは季節を問わず続けないと、河川敷はあっという間にジャングルになる。雑草が大きく太くなってから刈ろうとすると大変な労力が必要になる」と中島さん。「20―30センチ伸びたら刈るように」しており、空いた時間を見つけては、草刈り機のエンジン音を響かせている。

活動当初は家の前を通って7、8人が登校していたが、現在は4人程度。中島さんは、「子どもの数が年々減って寂しい限りだが、それでも登下校の際、『おっちゃん』と声を掛けてくれるのがうれしくてねえ。毎日、子どもたちの元気な姿を見るのが楽しみなんや」と目を細め、「草刈り作業は、夏は暑いし冬は寒い。大変やけど、元気なうちはきばって続けますよ」と笑った。

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