飛鳥以来の伝統技術 国史跡で「檜皮葺」紹介 原皮師の仕事ぶり

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檜皮葺について解説したパネルや、それらに関連する道具を展示した企画展=2021年10月14日午前9時7分、兵庫県丹波市柏原町柏原で

兵庫県丹波市教育委員会は、江戸時代に柏原藩の居館や政庁として使用された国史跡「柏原藩陣屋跡」(同市柏原町柏原)で、企画展「スゴ技・檜皮葺のすべて」を開いている。同市山南町上久下地区で継承されている伝統技術、檜皮葺を含む「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」が、昨年12月にユネスコ無形文化遺産に登録されたことを記念するもの。飛鳥時代(約1300年前)から行われるようになったと推測される檜皮葺の歴史や、檜皮採取、檜皮の葺き方を解説した写真パネルを展示。振り縄や大切包丁などの道具も紹介している。入館無料。28日まで。月曜休館。

山南町上滝の原皮師、大野浩二さんのことを、日本で唯一の檜皮採取の「選定保存技術保持者」であると紹介。木べらや振り縄、腰鉈などの道具を使い、ヒノキを立木のまま、成長に影響のない「外樹皮」だけをはぎ取るようすを、一工程ごとに写真と併せて説明したパネルを展示している。

また、檜皮葺に使われる竹釘も紹介。竹釘を製造しているのは全国でも山南町梶の石塚商店だけで、真竹や孟宗竹を割って細長い竹ひご状に仕上げていく工程をパネルで解説している。

14日午前10時から、檜皮整形・檜皮葺の実演見学会と竹釘で檜皮を葺く体験会を催す。午前11時、午後1時からの2回(当日受け付け)、檜皮のコースター作りのワークショップもある。参加費無料。

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