高校生レシピの菓子です 特産と「好き」組み合わせ 応募作を商品化

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「高校生グルメチャレンジ」で商品化が決まったレシピを考案した篠山産業高校生

高校生を対象に、特産品を生かしたスイーツのレシピを競う「高校生グルメチャレンジ」(兵庫県丹波篠山市商工会青年部主催)に応募した、兵庫県立篠山産業高校「農と食科」の生徒が考案した2つのレシピをもとにしたスイーツの商品化が決まった。黒豆と丹波茶を使ったカステラ風菓子「豆入れ抹茶」と、丹波篠山市大山上・天内地区の伝統作物を使った「天内芋を使ったかしわもち」。考案した生徒たちは「丹波篠山への地元愛をレシピに詰め込みました」と笑みを浮かべている。

「豆入れ抹茶」のレシピをもとに「豆畑」で商品化される菓子

「豆入れ抹茶」を考案したのは、いずれも3年の西山青空さん、三木月碧さん、稲山楓さんの3人。食材は、授業で栽培した黒豆と、味間地区の茶畑の風景から身近に感じているという丹波茶を選び、3人が「大好き」なカステラに近い菓子を作ることにした。

授業の中で先生からアドバイスをもらいながら試作。丹波茶の粉末を加えた生地の中に、大粒の黒豆を入れた。授業で食品ロスについて学んでいることから、食材を余すことなく活用しようと黒豆の煮汁も加えた。

3人は「しっとりとした食感が良く、丹波茶の程よい苦みと、黒豆の甘さがマッチしています」とアピールしている。

「天内芋を使ったかしわもち」のレシピを「諏訪園」がアレンジし、商品化に向けて試作中の菓子

「天内芋を使ったかしわもち」は、酒井美空さん(3年)が考案。天内芋は一般的なサトイモと比べて粘り気が強く、もちっとした食感が特徴。同地区の味淵神社一帯の天内谷で代々栽培されてきた。丹波篠山の食文化について学ぶ授業で初めて知り、グルメチャレンジの食材として使うことをひらめいた。自身が「食べたかった」という、かしわもちと組み合わせた。

天内芋はあんに使用。柔らかくなるまでレンジで加熱し、裏ごしした砂糖と混ぜ、弱火で加熱して水分を飛ばし、抹茶を加えた。なるべく天内芋の粘り気が残るよう調整した。小麦アレルギーの人に配慮し、生地には米粉を使った。

酒井さんは「以前の自分のように、天内芋のことを知らない人もいると思う。そのおいしさをもっとたくさんの人に知ってほしい」と話していた。

それぞれのレシピをもとにしたスイーツが市内2店舗で販売される。「豆入れ抹茶」は、20日から2週間、洋菓子店「お菓子屋 豆畑」(同市川北新田)で1個250円(税込み)で。「天内芋を使ったかしわもち」は、茶と菓子の専門店「諏訪園」(本店・同市味間奥)のインター店(同市杉)で来年1月21、22、23日の3日間、数量限定で販売される(価格未定)。

「高校生グルメチャレンジ」では、市内外から寄せられた21のレシピの中から、書類審査で5つのレシピの商品化が決まった。市内からは、篠山東雲高校の生徒が考案した、放置柿を活用したロールケーキも商品化された。

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