繭のお守り 「蚕の宮」で授与 家内安全や縁結びに

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繭を使ったお守りを手にする奉納者の桐村さん(左)と梅只禰宜=2021年12月22日午後2時56分、兵庫県丹波市青垣町東芦田で

かつて養蚕が盛んだった証しとして、蚕の神を祭る境内社「馬鳴神社」がある高座神社(兵庫県丹波市青垣町東芦田、梅只敏幸宮司)が、来年の初詣から蚕の繭で出来たお守りの授与を始める。黄繭の中に御神体の石を入れ、房を付けたもの。家内安全、金運上昇、縁結びのお守りにしてもらう。

繭は、禰宜の梅只昌弘さん(44)の妻の弟で、今年、福知山市最後の養蚕農家の跡を継いだ、桐村哲生さん(35)が奉納した。お守りの入魂式がこのほど、馬鳴神社で行われた。

梅只宮司(76)によると、馬鳴神社は江戸時代に建立されたと伝わっている。村長に、信州で養蚕を学ぶよう神託があり、養蚕のおかげで村を豊かにできたことへの感謝から、長く初午に合わせ例祭を催していた。多くの参拝者があったが、化繊に押され産業としての養蚕は衰退。1988年ごろを最後に例祭も途絶えてしまった。

梅只宮司は「廃れたことを残念に思っていたが、神縁により、繭を奉納していただけた。今年を再興の始まりに、冬至の日にお祭りをしたい」と喜んでいた。

お守りは800円。他に、絹糸入りの特別な和紙を使った朱印を、初詣限定で授与する。

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