お酒の「ミス」に 兵庫グランプリの清洲さん 日本酒の魅力発信へ

この記事は約2分で読めます。

「Miss SAKE Hyogo」のグランプリに輝いた清洲さん=2022年1月11日午後1時54分、兵庫県丹波市市島町上田で

日本酒や日本文化の魅力を発信する女性を選ぶコンテスト「Miss SAKE Hyogo」で、昨冬、兵庫県丹波市市島町の山名酒造(山名洋一朗社長)の蔵人として勤務した清洲理子さん(22)がグランプリに輝いた。今後1年間、県内を中心とした日本酒のPRイベントなどに出席し、酒造りの奥深さなどを伝えていく。

神戸女学院4回生だった2020年10月―翌年3月、アルバイトとして同酒造に勤務。朝5時に出社し、酒造りに使う道具の洗浄や、蒸米を室に入れる作業など、杜氏や他の蔵人の仕込みを補助した。5時間ほど勤務し、以降は大学のオンライン授業を受ける日々を送った。

同県宝塚市出身。丹波市とはゆかりがなかったが、19年7月、母が同市に移住。当時、清洲さんはタイに留学中で、帰国と同時に丹波市が「ふるさと」になった。

留学生活を通じ、母国の文化を学びたいと強く感じたという。帰国後に同酒造の求人を見つけ、酒造りの世界に足を踏み入れた。

コンテストでは、蔵での経験を4分にまとめ、英語を交えてスピーチした。日本人の気配りや菌への向き合い方、作業に求められる繊細さなどを伝えた。

現在、就職前に社会体験を積む期間「ギャップイヤー」を過ごしている。アルバイトをしたり、母と立ち上げたハンドメイドブランドのマネジメントに取り組んだりしている。7月には、各地のミスの中からグランプリを決める「ミス日本酒」(一般社団法人ミス日本酒主催)が控えている。

蔵での経験を振り返り、「こんなに人の手が関わっているのかと驚きだった。人が関わる温もりを感じられた」と話す。将来は丹波での起業を夢見ており、「商品を個包装しないなど、使い捨てごみを減らし、ごみの発生を抑える『ゼロ・ウェイストショップ』を開きたい。そこで日本酒を取り扱うなど、また違った形でお酒に関わりたい」と話している。

タイトルとURLをコピーしました