幼竹をメンマに 3年かけ念願の商品化 放置竹林のおいしい整備に

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放置竹林の幼竹で作ったメンマを塩漬けしている樽と、新発売する「竹スルメ」を持つ、(左から)酒井駅長、青木代表、村上さん夫婦=2022年1月12日午後1時57分、兵庫県丹波篠山市真南条上で

3年前から放置竹林の幼竹を使ったメンマ作りに取り組んでいる「村の駅真南条」(兵庫県丹波篠山市真南条上)が29日午前11時―午後7時、拠点施設の同村の駅で、このメンマを使ったラーメンと「竹スルメ」を初めて販売する。ラーメン販売は150食限定で、なくなり次第、終了する。

メンマは国内消費量の99%が中国や台湾などからの輸入ものと言われており、国内産は貴重。

同村の駅の構成メンバーの真南条営農組合が放置竹林の活用を探っていたところ、同メンバーで、都市部の農業ボランティア「ふるさとむら」の青木昇代表(67)=神戸市北区=が、福岡・糸島市で展開されている「メンマの純国産化プロジェクト」を知り、メンマにする手順を教わった。

ふるさとむら会員が同集落の放置竹林の整備とともに、5月頃に高さ約1・5メートルの幼竹を切って皮をゆで、塩漬けして樽に約1カ月保存。栄養士や調理師の資格を持ち、同施設を拠点に活動している丹波篠山市地域おこし協力隊の村上真菜美さん(34)が、だし料理研究家の森智恵子さんの監修で、塩抜きした後、昆布や鰹、しょうゆ、みりんなどを混ぜただしで味付けしている。

ラーメン販売は、同集落で新規就農を目指している村上さんの夫、玄一さん(35)が企画。玄一さんの中学時代の同級生で、神戸市内で3軒のラーメン店を経営する松永則孝さんが自家製麺のラーメンを作る。とんこつとしょうゆの2種類あり、1杯600円。唐揚げも販売する。

「竹スルメ」はこのメンマを乾燥させたもの。今後は、要望のあるラーメン店やイベントなどで販売。市地域活動栄養士会「こまめや」の本荘賀寿美さんから助言をもらった家庭料理への活用もPRする。

村の駅真南条の酒井勇駅長は「メンマ作りをきっかけに放置竹林の環境整備への関心が高まれば」、ふるさとむらの青木代表は「真南条の方と一緒に作業し、一つの商品ができ、地域貢献ができることはやりがいになる」、村上さん夫婦は「試作品は好評で、皆さんに手伝ってもらいながら、3年かけて念願の商品化にこぎつけられた」と、それぞれ話している。

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