理解深める啓発月間「アルツハイマーデー」 患者や家族の希望に【認知症とおつきあい】(18)

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9月21日は世界アルツハイマーデー。1994年、国際アルツハイマー病協会は世界保健機関(WHO)と共同でこの日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、9月を「アルツハイマー月間」として、認知症の理解を進める啓発活動を行っている。

協会の加盟国である日本でも、認知症の人と家族の会が認知症の理解を広げる目的で、ポスターやリーフレットを作成して街頭キャンペーンを行ったり、記念講演会を開催したりして、アルツハイマーなどの認知症に関する認識を高め、患者や家族の援助と希望をもたらすための活動を行っている。

厚労省をはじめ自治体も、シンボルタワーや公共施設などのライトアップなどで協調している。

今年も、認知症の人と家族の会は、認知症になっても安心して暮らせる社会をメインテーマに、「忘れても出会いがつなぐこの一歩」の標語を掲げ取り組んでいる。

また新型コロナウイルス感染拡大予防対策のため、全国の認知症啓発ライトアップの様子をインターネットで生中継することになっている。

4月、5月の長い自粛生活で、心身の不安定にみまわれ、不安と混乱の中で被害妄想が出現した認知症の人がいたことは、認知症の人にとって安心できる環境が穏やかな日常生活にとって大切なことを示している。

家族自身も不安を感じながら介護している現在、家族交流の機会が中止になり、人と人が出会い、言葉を交わすことの大切さ、同じ思いを持つ人との心のふれあいでどれだけ癒やされるかを痛感している人も多い。

だれが認知症になってもおかしくない時代。当事者として日常生活上の困難さや心の状態を伝えたいと勇気を出して立ち上がった人と、同じ立場の人同士の支え合いを求めて集う家族の方たちが、認知症の理解と本人や家族の幸せを求めて活動していることは、これから認知症になる人とその家族にも希望がもてる社会であるようにと願う活動であることにも思いを寄せてほしい。

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