「ぽんぺらぽん」 伝統行事「亥の子」学ぶ 小学校でふるさと教育

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伝統行事の「亥の子」を体験する児童たち=兵庫県丹波篠山市草ノ上で

兵庫県丹波篠山市立多紀小学校の2年生18人が、無病息災などを願う地域の伝統行事「亥の子」を体験した。3年ほど前まで亥の子が行われていた近くの久合田均さん(85)を講師に招いた。児童たちは「ぽんぺらぽん」と歌を歌ったり、この日のために久合田さんが全員分をこしらえた「わら鉄砲」を振り回して地面をたたいたりして、市内の一部地域で脈々と伝わる文化の一端に触れた。

ふるさと教育の一環。伝統行事の由来や取り組みの大切さを知り、地域への愛着を高める機会になればと企画した。

久合田さんは「米や豆などが収穫できた喜びを、子どもなりに身をもって表現するもの」「11月の亥の日に家を回る。祝いが終わればお駄賃がもらえた。お金だけでなく、蒸したサツマイモや吊るし柿がもらえたときもあった」と、自らの体験を交えながら説明。「いのこのもちいわいましょう くらいに一石つんどいて おみきをそなえていわいましょう」という歌詞も紹介した。

現在も亥の子が続いている福住下、山田、向井に住む児童が、それぞれに歌詞が少し異なる亥の子の歌を披露し合った。

児童は、「亥の子は初めて知った。昔から伝わる伝統だと分かった」と話した。亥の子の伝統が続く集落で暮らす児童は「あるのが当たり前だと思っていた。みんなで地面をたたいたりするのが楽しかった」と笑顔だった。

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