「キエーロ」丹波版です 間伐ヒノキでコンポスト ごみ減量へ有志らが製品化

2022.03.18
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間伐材を使った木製コンポスト「キエたん」を商品化した平松区森林愛好会のメンバーら=2022年3月13日午後3時17分、兵庫県丹波市春日町平松で

兵庫県丹波市春日町平松区を拠点に活動する「平松区森林愛好会」が、木製生ごみ処理コンポストを、4月から本格的に受注製作できるよう、準備を進めている。同会が区内の山などで間伐したヒノキを使用し、丹波市発の商品「キエたん」として販売する。伊藤忠嘉会長(76)は「丹波市の課題になっているごみ減量に貢献でき、森林の資源活用や保全にもつながる。SDGsの実践として、『キエたん』を普及していきたい」と話している。

土の中の微生物の力で生ごみを分解するコンポスト。通気性が良いため、臭いがなく、虫も来ないことが特長。もとは「キエーロ」の名称で、全国各地で導入実績がある。

「キエたん」は、同会が間伐したヒノキを、市内の製材業者で規格板に加工してもらい、防腐加工を施して組み立てる。白木に薄緑色の塗料がかかった色調で、見た目にもこだわったデザインに仕上げた。

3-5人家族を想定した「標準」と、「小型」の2サイズ。地面にじかに置く「底なし」と、ベランダなどに置く「底あり」の2種類ある。大きさは、標準底なしタイプで幅1メートル、奥行き60センチ、本体高さ60センチ。底ありタイプは高さが15センチ上がる。

価格は、標準底なしタイプで税込み18040円。標準底ありタイプで税込み20020円。市は新年度当初予算案に、ごみ減量化対策の1つとして、購入費の2分の1を補助する事業を盛り込んでいる(上限1万円、丹波市在住者対象。4月1日以降に購入した物に限る)。

商品化に向けては、キエーロを普及させようと情報発信してきた大地亜紀さん(45)夫妻、瀧加奈子さん(44)らも協力。モニターへのアンケートなども行い、参考にした。

キエーロは自作も可能だが、「この価格で同じ品質のものは手に入れられない」と伊藤さん。「自宅でも使っているが、出すごみが半減した。こんなに重宝なものはないと思っている。環境問題のことを思っている人に、『キエたん』を使ってもらえたら最高」と話す。

同会は4月3日午前10時半から、丹波市市民プラザで「キエたん」の体験会を開催。使い方や、メリット・デメリットなどを紹介する。終了後、購入依頼も受け付ける。定員30人に達していない場合は当日参加も可。参加無料。

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