兵庫県丹波篠山市内でゲンゲ(レンゲ)が開花し、紅紫色の花が春らしい景観を演出している。
中国原産。蓮の花に見立ててレンゲ(蓮華)とも呼ばれるが、正式な和名はゲンゲ(紫雲英)。花が一面に咲いている様子を遠くから見ると、紫色の雲がたなびいているように見えることから。唱歌「春の小川」にも歌われるなど、春の風物詩でもある。
湿った場所を好み、かつては田畑に栄養分を与えるとして稲刈り後に種がまかれた。近年は化成肥料が多く使われるようになったことから、ゲンゲ畑は次第に姿を消していっている。
花言葉は「心がやわらぐ」。