桜愛で「水上散歩」 城跡堀の手漕ぎボート盛況 観光客ら連日”出航”

2022.04.11
地域自然

満開の桜と城跡を愛でながらボートを楽しむ観光客ら=2022年4月6日午後1時29分、兵庫県丹波篠山市北新町で

兵庫県丹波篠山市北新町の篠山城跡北堀で、手漕ぎボートの貸し出しが行われている。好天の下、たくさんの人が笑顔を浮かべながらボートに乗船。満開の桜を愛でながら“水上散歩”を楽しんでいる。5月29日まで。

「お堀のボート」は、1929年(昭和4)、「篠山実業協会」が、当時、市内にあった陸軍歩兵連隊の娯楽施設づくりとして始めたものが起源。その後、篠山商工青年会議所などが引き継いだが、1973年(昭和48)、ボートの老朽化や利用者の減少などで中止された。

2015年に市が「新たな魅力の創出に」と、ボートを購入して復活。市の一般社団法人「ウイズささやま」が運営している。

桜目当てか連日多くの観光客が城下町を訪れており、ボートも盛況。同法人によると、平日でおよそ20―30回、休日の多い日で50回ほど“出航“しているという。

同法人は、「例年と比べて平日が多い印象。他地域よりも桜の開花が遅かったため、春の陽気と桜を楽しもうと多くの人に来てもらっているのかも。気を付けて楽しんでもらえたら」と話している。

料金は1回500円。30分使用でき、1隻3人まで。

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