田畑白く染め 「タネツケバナ」開花ピーク 田植え準備告げ

2022.04.14
地域自然

一瞬の晴れ間、田畑で白く輝く「タネツケバナ」。田植えの時期を告げる=2022年4月14日午後零時5分、兵庫県丹波篠山市内で

田植え準備が始まりだした兵庫県丹波篠山市。市内を車で走っていると、時折、一面が白い花で覆われている田畑がある。アブラナ科の「タネツケバナ」だ。

高さ10―30センチで、小さな白い花をつける。水田雑草としてよく知られ、日本全土に分布する。

名前「種漬花」の由来は、稲の種もみを水につけ、苗代の準備をする頃に咲くことから。開花のピークを迎えており、まさに田植えの時期を告げる花だ。季節と自然、人の営みが連動していることを示してくれる。

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