緑もええで 新緑楽しむ「春もみじ園」 360種多種多様に

2022.04.24
地域観光

360種のモミジを植栽した「丹波の春もみじ園」。さまざまな色や形をしたもみじの新緑が楽しめる=兵庫県丹波市山南町小野尻で

兵庫県丹波市山南町小野尻の有田富男さん(74)が4年前から一般公開している「丹波の春もみじ園」が開園した。3600平方メートルのヒノキ林の中に、約360種類、約570本が植えられており、種類ごとに葉の色や形が異なり、それぞれに美しく芽吹いた多彩なモミジが楽しめる。見頃のピークはゴールデンウイークという。

紅葉を愛でる秋とは違い、新緑の色合いを楽しむ「春もみじ」。葉の大きさや色、形状など、さまざまな違いがあり、1本のモミジでも時期によって葉の色の変化が見られる。

葉の色が▽桃、白、黄、緑の順に変わる「花散里」▽緑を基調に赤い縁取りが美しい「扇爪柿」▽淡いピンクの中に徐々に緑の斑が現れる「斑入り屋久島尾長楓」―のほか、葉が糸のように細い「錦糸小町」など、植栽されているモミジは多種多様。

有田さんは、「モミジにこれだけの種類があることにまず驚いてほしい。そして、種類ごとに美しい時期が異なるので、3回見に来ると、植栽したモミジ全体の本当の美しさに出合えます」と笑っている。

「ナビ」を利用して訪問する場合は、「山南町小野尻1263番地」と設定する。開園は5月末まで。午前8時―午後5時。入園無料。

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