「野外活動施設残して」 有志らサイトで署名活動 丹波少年自然の家の存続求め

2022.06.13
地域

賛同を呼び掛けるキャンペーンの画面

丹波少年自然の家(兵庫県丹波市青垣町西芦田)で自然学校指導補助員や主催事業を手伝ったことがある人たちでつくる「子どもの自然体験を守る会」が、来年度末で廃止方針が打ち出されている同施設の存続を求める署名をインターネット上で始めた。集まった署名は、丹波少年自然の家事務組合の構成10市町長に提出する。

キャンペーンを立ち上げ、賛同を募るサイト「change.org」の「子どもたちの『生きる力』を育む、野外活動施設を残したい!」に名前とメールアドレスを登録すると、署名に賛同したことになる。

同会は、野外活動は生きる力を育むことができる貴重な場で、子どもたちのコミュニケーション能力を養うことができるとしている。同会によると、2006年以降、同施設を除き、県内7カ所(県立、神戸市立、明石市立、姫路市立、宝塚市立、伊丹市立、高砂市立)の野外活動施設が閉鎖、休所、廃止になっているという。

呼び掛け人の1人、NPO法人・生涯学習サポート兵庫職員の名越郁さん(32)=姫路市=は「素晴らしい施設で、自然体験プログラムの幅が広く組める。組合直営で存続が難しければ、指定管理なり、検討委員会を立ち上げるなりすることを求め、子どもたちに野外活動施設を残したい」と賛同を募っている。

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