こねこね 電動ろくろで陶芸体験 夏休みの子どもが挑戦

2022.07.24
地域

電動ろくろを使い、陶芸作品作りに挑戦する子ども=2022年7月24日午後1時57分、兵庫県丹波篠山市今田町上立杭で

日本六古窯の一つ「丹波焼」の里として知られる兵庫県丹波篠山市今田町にある兵庫陶芸美術館で24日、陶芸作品の制作などが体験できる夏の恒例イベント「夏休み!1日まるごとこどもの日」があった。子どもたちは、館内で1日中、陶芸に関するさまざまな催しを楽しんだ。

電動ろくろを使う作品作りは、同町内で活躍する若手陶芸家らが指導。子どもたちは、ろくろにセットされた土をこねた後、水をつけた手で形を整え、茶碗や湯呑みを完成させていた。子どもが真剣に作品と向き合い、形が崩れても諦めずに作り直す姿に、保護者たちは目を細めていた。

完成した作品は同館内の窯で焼き上げ、およそ1カ月後に各家庭へ届ける。

小学3年の男の子は「土は硬かった。形を丸くするのが難しかった」と話し、小学1年の弟は「ぽきっと折れちゃうときもあったけど、楽しかった。湯呑みにジュースを入れて飲みたい」と満足げだった。

丹波焼の破片を使った作品作りや、オーブンでの絵付け体験、同館内の探検などもあった。

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