自作ギターでライブ 演奏歴約30年の製作家 「スペインの風感じて」

2022.08.29
地域

オリジナルのスパニッシュギターを携える井川さんと、チラシを手にライブへの来場を呼び掛ける酒井さん=2022年8月24日午後4時18分、兵庫県丹波篠山市本郷で

兵庫県丹波篠山市瀬利在住のギター製作家・井川綾晶さん(44)が9月10日午後1時半から、フラメンコダンサーの奥濵春彦さんが管理する一棟貸しのロッジ「丹波篠山 星の森」(同市本郷)でソロライブを開く。自ら製作したオリジナルのスパニッシュギターで約10曲を奏でる。ライブを企画したグループ「サカイエンタープライズ」の酒井義夫さん(60)は「自然を見ながら、スペインの風を感じられるぜいたくなライブ」と言い、来場を呼び掛けている。先着40人。

クラシックの名曲「アルハンブラの思い出」「禁じられた遊び」や、ジャズの「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」、スペインの夕日を見ながら日本に思いをはせて作曲したというオリジナル曲などを演奏する予定。

ギター歴約30年。「巨匠」と呼ばれるジプシージャズギタリストに師事したこともある。ギターだけでなく家具の製作も手掛けるほか、林業家としても活動している。

井川さんは昨年11月、古民家を改修した複合施設「mocca」(同市大山宮)で開かれたギターライブに出演した。来場していた酒井さんは音色に感動。「ぜひ多くの人に聴いてもらいたい」とライブ開催を依頼し、実現に至った。

「自分の間を作り、虫や鳥の鳴き声、風の音など、周囲の音と融合させる」のが、井川さんの演奏スタイル。「ライブでは、難しく考えすぎず、絵や映画を観るような感覚で、色々なことを回想しながら聴いてもらえれば」と話している。

入場料2000円。別途1オーダーが必要。

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