「卵」配り啓発 交通死亡事故「ゼロ」へ 警察署員らがキャンペーン

2022.09.30
地域

運転手に卵のパックとチラシを手渡し、安全運転を呼び掛けるメンバー=9月26日午前10時14分、兵庫県丹波市柏原町上小倉で

兵庫県警丹波署などは9月26日、簡易パーキング鐘ヶ坂(丹波市柏原町上小倉)前の国道176号で、卵を配って30日の「交通事故死ゼロを目指す日」を啓発するキャンペーンを実施した。卵の形が数字のゼロに似ていることから、卵を配って取り組みを印象付け、交通安全意識の向上を図ろうと同署が企画した。

同署員のほか、市交通安全運動推進会議、丹波交通安全協会、丹波市から計15人が参加。警察官が丹波篠山市方面に向かう車に停止を求め、同協会員らが運転手に10個入りの卵パックと啓発チラシを手渡しながら、「秋の全国交通安全運動」の期間中(30日まで)であることや、同キャンペーンの趣旨を伝え、「安全運転でお願いします」と呼び掛けていた。

卵は、同署の活動に賛同した村上養鶏場(同市春日町柚津)が無償提供(200パック)した。

同署によると、今年1-8月末までに、市内で71件(前年同期比2件増)の人身事故が発生している。死者は1人(同1人減)。傷者は91人(同7人増)で、うち重傷者は10人(同5人増)。国道175号、県道福知山山南線などでの人身事故が増加傾向にあるという。

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