3年ぶりに鉾山・神輿 城下町の「春日神社秋祭り」 担い手不足で運営方法も見直し

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春日神社参道にのぼりを立て、新しく作ったパンフレットを手に祭りをPRする保存会の会員ら=兵庫県丹波篠山市黒岡で

兵庫県・丹波篠山城下町の「春日神社秋祭り」が、15日(宵宮)と16日(本宮)に行われる。これまで順番に祭りの準備と運営を担ってきた当番町「大年番町(おおねんばんまち)」の負担軽減などを目的に、昨年11月に「篠山春日神社秋祭保存会」(藤本善一会長)を発足。大年番町と保存会が協力して共に運営する最初の祭りとなる。今年の大年番町は上二階町。新型コロナウイルスの影響で、ここ2年は神事のみ執り行ったが、今年は3年ぶりに宵宮ではお囃子、本宮では鉾山巡行、神輿(しんよ)行列が行われる。

秋祭りを前に保存会などは春日神社(同市黒岡)参道にのぼり50本を立ててムードを演出している。また、祭りの魅力を広く知ってもらおうと、新たに総合パンフレットを2万部作成。鉾山巡行や神輿行列のコース、鉾山が曲がり角で方向転換する「万力ポイント」などの見どころ、各鉾山の特徴などを掲載した。市内外に配布したほか、観光案内所や商店などに置いている。鉾山がある町では、鉾山の上で子どもたちが奏でる太鼓や鐘などの練習も始まっている。

宵宮のお囃子は上町が午後6時―、下町が6時半―、本宮の鉾山巡行は午前9時45分―、神輿行列は午後1時―。宵宮の鉾山巡行、宵宮・本宮の太鼓みこしの運行は行わない。

同秋祭りは、黒岡をはじめ城下町計17町の祭り。鉾山が最初に登場するのは1663年(寛文3)で、その後、次第に数を増やし、9台となった。神輿4台、さらに文化文政の頃に太鼓みこしが登場し、その姿が現在に伝わっている。2017年に市の無形民俗文化財に指定された。

これまで祭りの準備と運営は、順番に大年番町が担ってきたが、近年は担い手不足などが課題となり、各町の代表者、長年にわたり祭りに関わってきた人などで保存会準備委員会を経て、保存会を設立した。

藤本会長(73)は、「昨年11月以降、準備万端のつもりではいるが、不安も残る。今年は申し送りの通りぬかりなく祭りを成功させ、来年以降、目的である大年番町の負担軽減につなげていきたい」と話している。

詳細は、篠山城下まちづくり協議会のホームページで。

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