「善財」食べて病魔退散 毎月茶話会楽しむ 87歳男性3人

2022.10.05
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「お多福善財」を手にする「病魔を追い払う会」の高橋さん、岡本さん、藤平さん(左から)=2022年9月25日、兵庫県丹波市柏原町南多田で

兵庫県丹波市氷上町に住む87歳の男性3人が、「病魔を追い払う会」と称し、毎月、喫茶店「お多福」(同市柏原町南多田)に集まり、ぜんざいを食べる茶話会を開いている。昔は酒も酌み交わしたが、大病を経て、健康第一の生活。ぜんざいを「善財」と呼び、店内に飾られているお多福の面を「お多福大明神」に見立て、病魔払いを祈願しながら、甘味を味わっている。

岡本吉正さん、高橋義治さん、藤平明義さん。胸部大動脈瘤、すい臓がん、脳動脈狭窄症などを患った。平日は医者通いで日程調整に手間がかかるため、月に1度の例会は、日曜開催。

糖尿病も患っており、甘いものは控えなければいけないが、「善財」を食べたことを反省材料とし、その日の夕食は炭水化物を控えるなど、持病の自己管理により意識が向くのだとか。

3人は、「新型コロナで自宅にこもっているうちに調子を崩す人もいる。人と会うことで元気が出るし、ストレス解消になる」と、気の置けない友人との時間を楽しんでいる。

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