美しいモミジ愛でて 10カ寺が参加 御朱印も用意

2022.10.31
お出かけピックアップ地域自然観光

もみじめぐりのパンフレットを手に参拝を呼び掛ける小新屋観音保存会の村上さん=2022年10月25日午後3時22分、兵庫県丹波市山南町小新屋石金で

兵庫県丹波市観光協会は、モミジの紅葉が美しい市内10カ寺に足を運んでもらおうと、11月1―30日の期間、「丹波もみじめぐり」を実施する。参拝の証しとして各寺院が御朱印(300円)を用意している。期間中、イベントやライトアップを行っている寺院もある。

参加している寺院は、▽第1番・高源寺(青垣町桧倉)▽第2番・円通寺(氷上町御油)▽第3番・岩瀧寺(同町香良)▽第4番・達身寺(同町清住)▽第5番・高山寺(同町常楽)▽第6番・白毫寺(市島町白毫寺)▽第7番・石龕寺(せきがんじ)(山南町岩屋)▽第8番・小新屋観音(同町小新屋石金)▽第9番・慧日寺(えにちじ)(同町太田)▽第10番・三寳寺(柏原町大新屋)―。

御朱印は手書きで対応する寺院と、書き置きで対応する寺院がある。入山料(300―400円)が必要な寺院がある。納経時間内に参拝する。

例年、期間中の参拝者が2000人程度という小新屋観音では、葉は小さいが緑、黄、赤の鮮やかな色付きが同時に楽しめるモミジが林立している。現在、生い茂る木々を除伐し、もみじの生育環境を整えているほか、参拝しやすいように駐車場を拡張する計画を立てるなどの環境整備を行っている。もみじめぐりの実行委員長で、同観音保存会の村上芳功さん(74)は、「ほかの寺院より参拝者の数が少ないのが逆に売り。ゆったり落ち着いて参拝してもらえます」とほほ笑み、参拝を呼び掛けている。

同協会によると、昨年は、10カ寺合わせて約11万人が訪れたという。

詳細は、同協会ホームページ。パンフレットは市内の観光案内所と10カ寺に置いている。

もみじめぐり期間中のイベントやライトアップの日程は次の通り。
【イベント】 ▽高源寺山開き(琴の演奏、甘酒接待、民謡舞踊の披露)=3日。土・日曜、祝日を中心に猿まわしを開催▽円通寺もみじまつり(氷の川太鼓の演奏、地元の野菜の直売など)=13日。13―23日には寺宝展と投句▽石龕寺もみじまつり(紫燈護摩供養・火渡りの行、地元野菜などの販売)=20日▽三寳寺秘仏公開(50年に1度の御開帳)=1―30日
【ライトアップ】 ▽石龕寺=30日まで午後5―8時▽小新屋観音=7―23日午後5―9時▽三寳寺=18、19日午後5―8時

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